水曜日, 10月 18, 2006

頭の手入れ

体の手入れの重要なことは判っていても頭の手入れについてはどうか。多年に渉って刷り込まれてきた受身の態度が頭の機能発揮の妨げになってはいないか。日本人は本を読むのは皆が皆やる。電車でも合間を惜しんで本や文庫本を広げている姿を見かける。でもそのことだけで満足していないか。活字は受身で知識なり感情なりを受け取るだけというのは反省さるべきだ。その点でBLOGの持つ教育効果は大きいのではないか。単に個人的に日記をつけるだけでは励みにならない。誰かが読んでくれると思うと違ってくる。絵画もしかりらしい。昨日のアンリ・ルソー・自国から一歩も出たことがなくても熱帯動植物を描いて独特の雰囲気を作り出した。見たことを描くのではなく知っていることを描いたとされる。絵画作品の一側面。外部存在物を追いかけることにとどまらず自分の頭を手入れしてアンリ・ルソー張りの自己世界を作れたらすばらしいではないか。27歳から22年間税関吏生活・49歳から66歳の成果らしい。キャリアも異色・貧乏に終始・でもすばらしい世界を描いて見せた。

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