火曜日, 7月 31, 2007

生産技術と闘争技術

技術には2種類あって経済社会進歩に貢献する生産技術と私利私欲を実現する闘争技術がそれだという。興味深い分析。金融の世界では情報の非対称性から担保主義のような過酷なリスク管理技術が幅を利かせているがノーベル賞を受賞したグラミン銀行のような新しい金融技術モデルが最貧層の自立に顕著な成果を挙げているのは金融界における生産技術の好例であり悪徳ファンド跳梁は闘争技術なのだろう。イノベーションも単に新規・創造だけで判断できない。アメリカ証券界の新顔・DEATH BONDなどはさしずめ後者か。サブプライム証券化なども後者だろう。証券化至上主義はいただけない。原子力技術も大量殺戮戦略に向けられれば後者であり発電など新エネルギー源なら前者だ。

月曜日, 7月 30, 2007

金融立国

資本・金融市場を整備して世界に通用する競争力のある金融センター構築構想がある。失われた10年の停滞の間にグローバル化が進展し欧米先進国に加えて外貨・資本蓄積を果たしつつある新興国群が登場し資源・労働力にものを言わせて経済・金融力を強めている。不良債権整理に明け暮れて漸く国外に打ってでようという日本勢の劣勢は明らか。なまじ世界2位の規模を有するだけ大胆な改革が出来ないでいるもどかしい現状だ。国益を守り現状打破に打ってでる強力な政治的指導者の出現不可欠の現段階だが先般の参院選がその契機になるのか。有権者の切実な改革進展要請を敏感に取り込み政治的リーダーシップを発揮できる人材を輩出させるか政治家集団の鼎の軽重が問われている。

日曜日, 7月 29, 2007

日本大変動

近来稀にしか見ない政治的変動の時期を迎えている。臥薪嘗胆の民主党とうとう参院第1党・この勢いで総選挙をやれば自民政権崩壊必至の形勢。それへ向けて両陣営必死の陣営建て直し・政策見直しが進むだろう。懸案の政策諸課題がその過程でどう解決に向けた進展がありうるか。有権者意識の高まりの前で姑息な手段は取れない。両陣営とも旧弊を引きずる古参政治家温存は不可能で若手・女性陣起用が功を奏している。新陳代謝競争になっている。それが都市部だけでなく郡部でも明確になっている。しがらみ打破・なかよしクラブ脱皮が要だ。選挙結果を伝えるテレビ映像を見て感じることが多い。

土曜日, 7月 28, 2007

言問橋

昨夜は言問橋のたもと辺でもぐりこんで花火を見た。以前と異なり河岸はシャットアウトだし路上も救急用に立ち入りできない。22千発の花火を見んものと大群衆が集まってくる。閉幕後の帰路が大変だ。2時間かかって帰宅。暑さもあり体力のない向きには勧められない。でもテレビ中継にはない光プラス打ち上げ音響とかすかな硝煙臭と観衆のどよめきが臨場感を盛り上げる。夏の風物詩には違いない。朝刊に折りしも在原業平の言問橋由来の名歌紹介・随想が載っていた。ヘリコプターも何機も飛来していた。帰途眺めた川面に屋形舟の大群:あれは狙い目と思った。朝のうちに参院選投票終了・その後がどうなるか。日本政治の一層の成熟の一里塚たりうるか・政局混迷の迷路に陥るのか・政治家諸公の一挙一頭足に納税者の視線が集まる。

金曜日, 7月 27, 2007

夏は来ぬ

熱帯夜が寝苦しい夏。例年のことだが。蚊の襲来も昔ほどではなくなって久しい。昔は蚊帳を釣って寝た。冷房もなかった。先日のインド:牛と共存する街に蚊も蝿もいなかった。大群衆に圧倒されたが結構人々は生活を楽しんでいる気配。ヒンズー教と回教の世界:いずれも日本からは遠い存在だが地球上では巨大な存在:仏教に影響しその一端に触れてもいる。現地のテレビが導師と伴奏者の経文独唱・伴奏が延々と続く様子を現場中継していた。ヒンズー教の英文と挿絵つき解説書を買ってきた。いずれ読まなくては。地球が相対的に狭くなってきていることを実感する。飛行機に乗らない日本人といわれないようチャンスがあったらどこへでも出かける日本人でありたい。

木曜日, 7月 26, 2007

農産物輸出が活路に

国内産業と思われていた農業が輸出に打って出るという。食糧危機進行と新興国台頭の産物。グローバル化の波があらゆる分野に押し寄せる。経済連携協定も利害調整に汗をかかないわけにはいかない。税・社会保障を一体的に健闘できる受け皿欠如の指摘がある。必要組織は作るべし・既存組織は不断の見直し再編へ。放送通信に3官庁関与は今や不自然・新組織に集中担当させるべき。核融合発電に脚光・インド中国も参加意向という・変化予断できない。知財重視に止まらず中長的研究開発力育成必要提言:賛成。ジェイコブズのインプロビゼーシャン重視論:職人企業による修正自在経済実現論は魅力的。道州制検討に広域的自治体の事務事業適正集約・区分経理・地域人材によるイニシアティブ唱導賛成。2001年2月発表の「ひずみ地震帯」の存在・不安を与えると専門家危惧したというが情報公開姿勢不足といわざるを得ない。

水曜日, 7月 25, 2007

参院選間近

調査の度に与党の旗色冴えない。衆院解散まで波及するのか目を懲らさざるを得ない。曖昧のまま放置されてきた政策諸課題がどう具体化されるのか・税制論議も深まるのか。米金融市場もサブプライム問題波及し警戒感がでているのが懸念される。ドル危機の可能性に自衛措置の必要が通貨当局に感じられているらしい。ネットアスリートの奨められている・検索と選択両面の重要性。伝統と創造も相互に影響するという。ソフトパワーをしっかり育成しなければ都市再生も地域活性化も進まない。先日の岩手県新任知事の県政説明にそれが盛り込まれていて感心した。

火曜日, 7月 24, 2007

原子炉クレーン破損

こんどの地震の原発への影響は日を追うごと明らかになっていてよほどしっかりした補強工事や指針見直しをやらないと余波は収まらないのではないか。日本の半導体も再編必至の雲行き;ジリ貧脱却に新発想法必要。国際化という模倣から抜け出せとオシム監督。オーップンな競争環境を生き抜く独自性をどう勝ち取るか。ボトムアップよりもプルアップ。一点先発事例が他をリードする構図。ボトムアップ:総合的底上げには厖大なエネルギーが要る。財政がもたない。高等教育充実もプルアップがいい。それと規制緩和・既存公教育の硬直性打破と多様な教育並存・競争が望ましい。安倍政権審判の参院選・参院意義も思わざるところに潜む。経済連携協定とりくみに産官学による利害調整機関設立構想・縦割り組織では国家損失を招く。責任のなすり合いや責任逃れで時間を空費することは許されない。

月曜日, 7月 23, 2007

政治とビジネス

ニューヨークの1分がワシントンの30日分というギャップの存在が米国を傷めているとの投書がBusiness Week誌に載っていた。政治もマネージメントの観点から見ると改善の余地が大いにあるというもの。今度の参院選もよりよい政治実現の1里程になればいいが。巨額の選挙費用を無駄にしてはなるまい。北朝鮮紙が安倍首相退陣を主張しているらしい。多かれ少なかれ諸国もその帰趨に関心を寄せていると感じる。昨夕会合でお会いした達増・新岩手県知事・颯爽と登場・話ぶりも好感が持てた。既成政党独占から新人輩出へ舵を切るときだ。21世紀日本を目指す新しい皮袋が待望される。国内大学も外国勢と競争する時代到来;高校生の海外留学熱の前に法人化後の大学は思い切った教育力強化を迫られる。格差是正に平均の75%以下地域を後進地域として重点的に支援するEUの方式を見習えとの意見に賛成・明確客観的なバラマキに陥らない施策の重要性。超創造的中核と創造的専門職の集積こそ地域力の源泉とする米国フロリダ氏の立論賛成。産業クラスター論議もそういう実のある議論がないと空しい。

日曜日, 7月 22, 2007

原発地震対応

IAEAも調査に乗り出すという。耐震指針も見直し必要論が出ている。無謬性神話に囚われることなく客観的見直し姿勢が必要な事態だろう。群馬知事5選阻止のニュース:世論の健全性立証され心強い。国の政策に競争力は無用とクルーグマン氏;もっともな話。定性的判断にハロー効果ありという。絶対視は不要ということ。外資系金融機関が人材流動化に貢献の模様。結構なこと;しかも4番バッターよりも2番3番の人材や新卒にも目配りし採用するという。REITのない地方と都市の格差がいわれている。端的な地域格差露呈。でもREITが存在しなくても住環境の良否は別問題。物価は金融政策の物差しでなくなったとの指摘・日銀はさらなる勉強を求められる。

土曜日, 7月 21, 2007

公文書保存法欠落

日本の公文書保存がなおざりとの社保庁の記録問題との関連で指摘されている。無責任体制の象徴・こんな官僚に税金を払う気がしなくなるのは当然だ。この参院選での与党凋落必至・頂門の一針と心得・公務員制度改革を契機に早急是正努力を望む。天下り調査に応じない元次官も追放もの。環境技術はあるが市場整備がなおざりという。現場力を全体利益に結び付けられないもどかしさ;アニメ産業でもいえる話らしい。対外開放で外国の知恵者と組んで、足りないシステム構築センスを補完する必要がある。小泉改革が先鞭をつけた政策決定過程改革を頓挫させることなく前進していく為にはどうすればよいか。異業種交流・ボランティア精神・NPO・社会起業家など閉鎖的内向き指向や既得権擁護の誘惑を脱却する風通しのよい文化風土根付かせるしかけ工夫を編み出していくことだろう。

金曜日, 7月 20, 2007

会社法見直し

監査法人選任権を監査役に付与する改正案が動き出すという。日本株式会社のガバナビリティ健全化にプラスと評価される。水造りが商機となり日本勢に有利と思いきやフランス・米国も着々実力涵養の動き・水道事業の民間開放の遅れが原因という。官業独占の弊害はグローバル化で明確になった。政治家・官僚を育てる空気希薄との指摘:育てなくてもこれまで政治・行政を独占し失政を重ねても平然としていられたことのほうが問題だ。民との相互交流には開かれた政治行政のありかたの追求と定着が大前提だろう。

木曜日, 7月 19, 2007

太陽光をレーザー光に変換

東工大・矢部教授;マグネシウム製造に使用・エネルギー創出構想。昨日のKSP研究発表会では光技術応用お内視鏡開発を聞いた。先端技術は素人の想像の外を走る。社会保険問題は保険料管理に注目集中だが、税と社会保険のくさびという根本概念を疎かにすべきでないとの意見に賛成する。背後に既得権力温存の動きがあるとすれば一層のことだ。社会保険方式可否・政府管掌健康保険財政分散化の可否・社保不服審査体制の現状可否を検討せよとの提案・妥当至極だ。杉並区の低負担高福祉を目指した住民税ゼロ研究会スタート;奇想天外と言わず帰趨を見守りたい。

水曜日, 7月 18, 2007

知財の重要性

昨日のシンポジウムで企業経営者各位の発言の知財戦略の重要性を一様に強調していたのが思い出される。化学メーカー常務は特許群の戦略的構築の必要を説いていたし食品大手取締役はこれまでの特許取得無縁との見方を反省し今後は積極化に転ずると名言:ソフト・エbンチャー社長は社員集会で評価し反響の大きかった技術を採択し特許化する・みんながびっくりする技術をとりあげるというユニークなやりかたを紹介していた,技術立社には創意工夫が怠れないと感じた。

シーフードショー

例年開催の国内・海外総合ショー。アラスカ・ベトナム・インドネシアからも出品。活魚も寿司も塩乾品・練り製品・加工機械。あらゆる分野が一堂に。古巣の後輩と会場でばったり。金融からマグロ関連会社に移職。試供品をつまんで歩くと満腹となる。食品展の魅力。午後は別会場へ。日経産業新聞セミナー・技術立社・オムロン・住友化学・サントリー・ナビタイムジャパン各社社長役員が熱演。それぞれ個性的取り組みを語る。いい会社はそれだけの好事例を持っている。

月曜日, 7月 16, 2007

年金騒然

参院選挙最大の争点に急浮上。政治も官界もあげて対策に大童。改革提案も多々出ている。この機会に抜本的改革を敢行して国民不安を一掃する契機とすべきだ。まず担い手たる年金機構の実務能力を確立すべきでそれがなかったばかりに大騒動惹起。好先例に国税当局がある。官だからダメとは言い切れない。次にシステム面では住民IDカード提案に賛成する。省庁縦割りを廃止し情報一元化を達成する契機になる。住基システムをも含むカードの乱立の愚は回避する。サッカーに朗報・サッカーも日本化が決めてらしい。そしてプレーもさりながら環境対応力に日本らしいきめの細かさの必要が指摘されている。環境保全もさりながら環境対応にも知恵が要る。地震の度に倒壊家屋下敷きのニュース;人災というべき適応力不足の表れ。

日曜日, 7月 15, 2007

生物テロに浦島勉強会

慈恵医大の先生が民の自由な立場としかし問題の深さと広がりに動機付けられて立ち上げた私的勉強会:官民医学横断的連携の場が出現しているという。縦割り既存組織の限界を越えて実現した快挙:他にも応テーマは多いのではないか。米国・核燃料リサイクルに政策転換の動き:日本のリサイクル化取り組みが脚光を浴びる時代:高速増殖炉にもプラスの風向き変化:資源再利用時代の流れ:北九州市の廃棄物処理施設・秋田県北の環境都市構想など大いに注目される。家庭電化製品にも省電力化推進にメーカー努力が進む。

土曜日, 7月 14, 2007

中国ものづくり産業

垂直分裂を推進し発展中との指摘・面白いし日本部品産業の役割も不可欠とあって歓迎すべきこと。歳出削減を推し進めると我慢の限界に達し初めて増税も容認されようという。その前に市民の生活の知恵で公に頼らない自活活動が出てくるはず。増税賛成とはなるまい。なにしろ官業不信は極端なまでに高まっているからだ。神・宗教はdelusion妄想だとする論者あり:宗教も多様につき一概にきめつけられるか。死者の世界を信ずるか信じないかでもある。金融市場センター化に政府リーダーシップを求める声・官業不信を放置していては賛同も得にくいのでは。数々の失政・不祥事以外でも山ほどあるのではないか。政府プラスシンクタンクなど適切な知的基盤や監視機構欠如が失政を招く。政治家の独善・独占もあるし納税者の市民的未成熟もある。

INS IN TOKYO

八王子での開催。地元ご出身の関教授による巧みなご紹介により参会者大満足。地域振興を語る第一人者。影響力絶大。地域への思いと現場実証主義の結晶。取り巻く若手の着実展開。でも補完事項あり・それは周囲の役割。それだけ地域振興も高度化したということ。それに付けてもネット化が大事。を感じさせる八王子の夕べだった。

木曜日, 7月 12, 2007

商店街活性化

所有と経営を分離させ真に意欲あり経営力のある担い手に商店街経営を委ねる工夫必要との指摘がなされている。バラマキ・総花的中小企業支援は奏功せずだ。農業再建も補助金漬け農政は無効であり予算の無駄に終わる。所得補償制度にも現実的かつ周到な構想力が要る。兼業農家の役割も無視できない。ダウンサイジングの流れに即した政策模索も試みられてよい。大規模経営が解の総てではあるまい。農業の担い手育成もあに農業振興に視野を限定することなく地域振興・文化振興・商農連携・都市・農村ネットワーク化などをも展望し個人力活性化を目指して包括的・横断的・柔構造化を織り込んだ推進策を必要としているのではないか。中小企業・非製造業・農業の生産性劣位が日本経済生産性低位化への元凶視されている現状を英知を結集して打開していかなければならない。

水曜日, 7月 11, 2007

雑穀が脚光

メタボ症候群対策に雑穀が脚光を浴びる時代。確かに戦後間もなくは白米だけではなくアワ混入の食事を取った記憶あり。残念ながら食味には欠けるように思った。気持ちとしては試してみたいが独走も出来ない。家族全体の嗜好が左右する。オシム監督語録に人生20年もあれば経験十分・サッカーなら1年半あれば大丈夫という。時間信仰に気づかされる。レスペクト:客観視することが大事とも。主観的思い込み脱却の大事さ。

火曜日, 7月 10, 2007

クロマツ蘇生

落ち葉一掃・炭埋め菌繁殖でクロマツ蘇生という。専門家の適切処方で事態改善。年金のほうはテ記録問題だけではなく不払い・空洞化が未解決・民主党案は税投入に傾斜しすぎていないか。新機構の保険料徴収能力を高めて不払いを一掃できないのか。嘗て生保は中高年女性活用という画期的ビジネスモデルで生保普及を達成した。郵政も民営化で中国と提携の動き・態勢が変われば知恵も出てくる。円安が今度は心配の種に。日本からロンドンに出かけると円の使いでの悪さにげんなりするという。世界からも敬遠される通貨に成り下がる懸念。円の国際化は夢のまた夢となる。外貨準備も宝の持ち腐れの懸念。競馬界に「保安協会」なる反社会勢力監視組織ありとういう。健全資本市場構築にその顰にならってはどうかという。英知は遠慮なく借用すべし。

月曜日, 7月 09, 2007

携帯回線利用で裁定申し立て

これで携帯参入が容易になり料金低廉化の足がかりになるか、注目される。今のままではネットの無線利用は負担が大きすぎる。携帯の多機能化も進まない。定性的効果と定量的効果・確かに後者が曖昧では使えない。現場力育成に10年かかる・鉱山経営ノウハウ・資源争奪の時代の対処法に人材育成。パソコンによる健康管理サービス・メタボ対応の有力決め手。オンライン化すれば画期的。携帯端末による作詞・作曲・すごいヒトがいる。デジタル・デバイドは勤勉が勝ち。

日曜日, 7月 08, 2007

ITの知覚機能化

情報処理の効率化から始まり、ネットワーク化・個人利用拡大を経て今やセンサーに繋いで知覚機能化進展の段階という。アンビエント情報社会の到来。バイオやナノともITが連携する世界。科学技術が爆発的に進む。勉強が追いつかないがその現実の活用は利用者の立場を反映した着実なものにならざるを得ない。つまりニーズに応じた技術受容だ。それでも技術進歩に触発されて人間活動も変容し拡大進化してゆくことには間違いはあるまい。そのニーズの一つに社会科学分野への応用余地もかなりあろう。政治経済の課題解決に知能化したIT技術が貢献できる可能性が高いのではないか。一寸先は闇でなくなる時代が来ないものか。環境・安全確保や外交軍事面でも知能化ITが活躍し得るのではないか。

土曜日, 7月 07, 2007

またしても閣僚不祥事露見

安倍内閣も命運尽きるとの印象否めずだ。過日の党首討論は民間団体主催で結果好評の様子:ネット配信もすばらしい。閣僚の挿げ替えとは別次元の政治家アッピールの場の登場。英エコノミストが参院選後の自民・民主・改革派による新党旗揚げの可能性に言及している由。おごれる自民に一矢を報いたくなる最近一連の事件だ。それにつけても福田元首相の清廉ぶりが想起される昨今の政治家不明朗資金問題だ。時間・空間・組織を超えて英知を結集するIT・日本の政治家もたかをくくっているとネットに結集した世論から手ひどい痛手を蒙る可能性がある。中小企業の生きる道・新連携・ネットワークを組んで生き残り戦略に英知を結集せよ。地方分権もいまだ上からの改革に止まる:自治労も抵抗勢力らしい。議員諸公も政治調査費にだんまりを決め込み現状改革意欲に乏しい。これも社会起業家の力でなんとかならないか。IT活用の遅れも背景にあろう住基ネット謝絶という自治体が東京のど真ん中にあるのだから。自治体は閉鎖的であっては住民の利便を損なうのだ。

金曜日, 7月 06, 2007

文化政策都市

地域振興に文化をとの構想:極めて妥当。日本は明治まではそれぞれ個性ある文化:経済を展開してきた。明治以後の140年は欧米列強に追随し近代化を成し遂げ今日の成熟国段階に到達した。 路線見直しは当然だ。幸い豊かな文化の尊重の伝統がある。地域にもそれは根付いている。 その魅力を更に高めて人々の往来を盛んにし魅力ある国、地域づくりに注力する:活性化の最たるエンジンになるだろう。

木曜日, 7月 05, 2007

国民負担率

北欧は70%超・日本40%・参院選後の税のありかた論議で増税機運が仄見えるがどうなるか。地方議員の政策調査費@7.2百万円などもまだ闇の中・その行状も選良といえる内実を伴っていない。年金管理も改善途上・増税だけ先行して歳出削減の矛先が鈍るとしたら有権者の納得が得られない。少子化対策や高等教育充実に財源必要もわからないではないが。国出先機関21万人の地方移管による削減も提案段階。地方議会・中央官庁への不信を払拭でjきないかぎり増税は至難の業。

水曜日, 7月 04, 2007

三層構造

Braudel,Fernandの示した歴史認識だが、川勝平太氏は言い換えて・序破急・とされた。このアプローチは有効で先日も榊原英資氏の講演はこれを構造・循環・個別テーマ・同氏の場合は為替をここで取り上げていた。これが新聞・雑誌記事では結論・まとめを先行させ詳細説明が後続する。これでは物語にはならない。記事と物語とでは異質の表現形態だが現代人は多忙につき悠長な大河小説には馴染みがないだろう。シニア期に入り時間に余裕ができたとき物語や浩瀚な歴史書を紐解き来し方行く末に思いをめぐらすのも一興ではないか。

火曜日, 7月 03, 2007

年金システムの立ち遅れ

郵政オンライン化・2003:年金は2011・10年近い遅れ。しかも契約先がNTT一社で30年も独占・関連ソフト著作権もシェアーしていなかった・というお粗末。記録問題はあげてシステムの問題・名寄せシステムは実費ベースを申し出たというが当然だ。日本のITの現状を反映する。M&A旋風吹き荒れる日本資本市場も新会社法はできたもののプリンシプル不備欠如明白・市場インフラ整備なしでは儲け主義先行の海外ファンドに有効な対応ができない。世界2位のGDP規模だけでは世界の金融経済で存在感を主張できず食い物にされるが落ち。地方財政も財政需要に見合った課税権付与との観点で改革すべしという。細分化矮小化を排し理にかなった改革を目指してこそ実りあるものになりうる。

月曜日, 7月 02, 2007

ミニブログ:トィッター

ミニブログが盛んらしい。米国発の短文投稿と自由なやりとりが人気という。ネットの功罪が言われるが現実の動きはそんな議論を乗り越える。批評にうつつを抜かすよりも実践と体験が先だ。是非の判断はその中で身につけていけばいい。考えこんでいても始まらない。網野義彦著:日本中世の百姓と職能民読了。唯物史観を払拭した日本史論客・他の著作も読もうと思う。著者によると日本歴史は抑圧専制体制ではなく相互に活発な交渉のなかで展開してきたとする。今の東京一極集中は最近の短期現象:地域が個性を持って影響を与え合って発展してきたらしい。格差社会などと言っていないで平等・相互交渉・競争を目指すべき。道州制もそれを助長するだろう。

日曜日, 7月 01, 2007

無線LAN無料サービス

NTTが始めるらしい。折角買ったモバイルPCの無線機能を活用する場がない。YAHOOのマクドナルドや大学施設で装備のあるところぐらい。無線LAN無料ネットとの触れ込みのFONもいざやってみると自分の家の有線発でも無線が繋がらない。もう購入デバイスはお蔵入りだ。もっと無線LAN環境を整備してもらいたいものだ。そういう意味でNTTの試みは歓迎だ。目下加入しているCATV/JCOMも無線LAN網拡充の計画があるらしい。AppleもIfone発売・携帯電話に限らず無線利用が進展することを期待する。