火曜日, 7月 31, 2007

生産技術と闘争技術

技術には2種類あって経済社会進歩に貢献する生産技術と私利私欲を実現する闘争技術がそれだという。興味深い分析。金融の世界では情報の非対称性から担保主義のような過酷なリスク管理技術が幅を利かせているがノーベル賞を受賞したグラミン銀行のような新しい金融技術モデルが最貧層の自立に顕著な成果を挙げているのは金融界における生産技術の好例であり悪徳ファンド跳梁は闘争技術なのだろう。イノベーションも単に新規・創造だけで判断できない。アメリカ証券界の新顔・DEATH BONDなどはさしずめ後者か。サブプライム証券化なども後者だろう。証券化至上主義はいただけない。原子力技術も大量殺戮戦略に向けられれば後者であり発電など新エネルギー源なら前者だ。

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