土曜日, 9月 29, 2007

秋雨シーズン

その到来と共に気温低下。さもないと紅葉が来ない・大幅遅延必至。10月中旬岩手行き予定あるも紅葉が気になる。盛岡市内でも見所あり・時間を活用し物色。自動車・電機・機械3大勢力・製品力が部品力の上は解るが集中のリスクは高望み・老婆心だろう。二世は体制順応・思考停止に走りがちとの指摘・能力開発とは人材開発であり知能係数の高さプラス業務遂行・対人関係・自己評価の3点セットを具備必要との指摘に賛成。本日は懸案の三井美術館・藤原定家展と午後のN響定期。文化の秋の一日。

ボストン交響楽団

イギリス公演ライブが昨夜NHKから放送に。指揮ジエイムズ・レバイン。バルトーク管弦楽のための協奏曲とブラームス交響曲1番。前者は楽団委嘱作品・手慣れたレパートリー・変化と陰影に富む20世紀の代表作の一つ・後者も名曲・堂々たる演奏。N響定期も取り上げるので楽しみ。自治医大シンポジウム発表者は皆留学経験者・英語駆使はお手のもの・明日は日光観光とのこと・素人の聴衆としては医学述語の英語表記不勉強が理解の壁。でも夕方6時閉会まで頑張って聴講・医学臨床研究の第一線に触れた気がする。

金曜日, 9月 28, 2007

ミャンマー騒動

昨日の榊原教授のインド講演を連想した。多民族国家で多宗教かつ民主国家・究極の連邦国家・宗教対立に無縁の世俗主義。中近東のテロとも別世界。紛争に明け暮れる国の他山の石。日本が他国から侵略されなかった同質性の国対するインドは侵略数多の多様性国家。ミャンマーも多民族国家らしいが仏教国・軍政のごとき前世紀の遺物から脱して国内安定路線に乗り換えてほしい。

木曜日, 9月 27, 2007

ミネソタ管弦楽団

指揮・オスモ・バンスカによる演奏をNHKで聴く。まずシベリウス・バイオリン協奏曲・ソロ・ビットリアン・ムローバ・改めて名曲を認識。ついで1933ポーランド生まれのグレツキ・悲歌のシンフォニー・長大・神秘的民俗的被抑圧的3楽章・受容はこれからの大曲・ソプラノソロ・ニコル・キャベル。午前JSTの新技術説明会・環境とナノ・大学での先端研究紹介。午後榊原教授のインド講演。先日栃木の社長氏に電話したがインド行きで不在。インドの存在感の高まりを感ずる。榊原氏でもインドは未知の国ながら成長には確信をお持ちがよく判った。中国ともども要注視だ。

火曜日, 9月 25, 2007

遺伝子組み替え作物

その可能性と今後の研究開発の方向をテーマに農水省・関係省庁主催の会合が開催された。始めに農水省課長がオリエンテーション説明あと生産者消費者代表や研究者・学者によるシンポジウム。流れとしては組み替え作物ノー一辺倒は卒業・合意形成に向け関係者対話努力必要性認識の段階と見た。EU姿勢変化・日本農業の将来展望も視野に入る。参会者多数・関心の高さを窺わせた。

月曜日, 9月 24, 2007

音楽鑑賞

昨日から始まったNHKFMの南北アメリカの交響楽団演奏紹介:シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ演奏会放送を聴く。指揮:グスタボ・デュダメル:マーラーの2曲:リュッケルトの詩による5つの歌・メゾソプラノ・マグダレーナ・コジェナー:交響曲第5番・長大な1時間余・5楽章。もうマーラーの大曲にも馴染めて抵抗感皆無・堪能できた。演奏は若々しく清新な息吹あり。その前9月71歳で逝去のパバロッティの歌唱を聴く;歌劇道化師:プッチーニ・ツウランドット・連隊の娘など:熱唱の極み髣髴。今日はケント・ナガノのモントリオール交響楽団だが聴けないかも。DVD録画MD録音に今も手こずる・操作ミスとテープ選定の誤り・試行錯誤やむなし。

日曜日, 9月 23, 2007

排出権取引

温暖化防止・低炭素化社会構築・ポスト京都議定書に向けた新しい国際的枠組み論議が始まりつつある。経済成長とCO2削減努力を両立させる妙策が自由・無差別・上流型排出権取引だとする指摘あり。拝主権なしの場合の200分の1の経済的負担とも言われる。何とかして国際世論の支持を取り付け前進させたいものだ。米国大学生就職分野で会計法人人気急浮上という。SOX法施行で求人急増・好条件で有力法人大企業が人集めに狂奔。日本も同傾向ではないか。会計経理人需要の高まりは永続する。アフリカに携帯電話旋風・途上国経済発展の決め手になりそう。資金援助や人道支援もよいがもっと内発的持続的発展契機になる気配だ。最貧国対策を倫理的に主張するより数等説得力をもつ現実の動き。

土曜日, 9月 22, 2007

ケミカル・ジェネティクス

化学遺伝学なる新分野があるそうだ。化学物質を片端から遺伝子に働きかけ有用物質を探索するとう。先日のBIOJAPAN2007も充実したイベントで啓蒙的だった。バイオはどう見ても明日の世界を切り開く重要分野だが日本の取り組みは諸外国に比べ見劣りしているらしい。公的支出もアメリカのNIHなど年間3兆円・日本3000億。基礎研究もさりながら臨床関連研究が手薄・人口比較では遜色ない医学関係者だが病院に殺到する患者応接に忙殺され研究が疎かになっているという。入院期間も長期放置。イノベーション取り組みでは最近の英国・担当官庁を再編し経済・文部関連官庁から科学技術分野を分離集中・一元化する新組織を作ったという。日本の縦割り・無駄・非効率行政は猛省と抜本的改革を求められている。天下りの温床作りに憂き身をやつしている官僚体制が元凶だ。

金曜日, 9月 21, 2007

スペイン巡礼の道

NHKのスペイン語講座に同国新聞社EL PAIS社から出版されている案内書Guiaが紹介されていたので、スペイン政府観光局に問い合わせたら、入手に時間がかかるので、下記サイトを紹介された。
http://www.mundicamino.com
http://guiacaminodesantiago.com
http://www.jacobeo.net
http://www.caminosantiago.com
http://www.caminosantiago.org
まだトライしていないが詳細情報に接することができる由。
日経夕刊やNHKスペイン語講座など関連記事を見る機会が増えた。チャンスがあればトライしたいものだ。

官僚の気概

近時官僚がやる気をなくしているという。現代国家の骨格を作る組織の崩壊が仮に真実としたら由々しきこと・メディヤの誇張報道もあるが国民の素朴な信頼を損なう事例が集中して明るみに出た・自浄能力不在が大きい。当たり前のことができない組織・企業は存在理由を失うのだ。

再生医療

BIOJAPAN2007 3日目・午前再生医療・心筋に自家細胞、自由診療・医療特区内株式会社・豊胸手術、血液幹細胞移植などの事例紹介。ランチョンセミナーはドイツ・フラウンホーファー社概要とそのバイオ部門紹介。次いでNEDOの糖鎖解明プロジェクト・最後に生物物資源問題・中国・インドとの関係でみたバイオ産業。随分勉強したことになる。こういう機会でも無ければ最新のバイオ研究第一線に触れることは難しいことを痛感する。

木曜日, 9月 20, 2007

政治の崩壊

このところの混迷を政治の崩壊とし新しい担い手は政界官界の暗黙知回復を可能にする人材とすべきとの提言あり・共感する。プロがプロらしく振る舞うべきは当然だ。それが担保されない世界は崩壊する。たた専門家が専門家らしく職責を果たさない事例多発で信頼と求心力を無くしたことが背景にある。またIT技術の浸透で情報独占崩壊も事実だ。政治も競争なくして革新なし・早急解散総選挙が正解だ。

火曜日, 9月 18, 2007

安倍内閣人事で失敗

指導者育成システム整備急務。新国連決議働き掛け・妙案・世界有数の負担金拠出国・智恵を出せだ。2005年選挙・不自然な多数・揺り戻し必至・自民崩壊=日本政治崩壊では困る・民主選挙あせるな・識者指摘共感する。自民165民主110公明28億公的支出・その負託に応えよ。

月曜日, 9月 17, 2007

ヨーゼフ・スークのバイオリン

先日FMで聴いた:ドボルザークの縁戚のバイオリン名手。バッハの無伴奏パルティータ・ベートーベンのバイオリンソナタ2曲・ブラームスの同じく1番・ドボルザークのバイオリン小品集。音色が豊かで適確な演奏。一昨日は名古屋大学・福井康雄・野尻伸一両教授のブラックホールの講演を聴く。国立科学博物館で同大主催中の展示「宇宙137億年の旅」特別講演会。展示中に同大や関連機構の宇宙研究紹介の映像があり見入ってしまった。天文学は物理学の実験室とのコメントが記憶に。素粒子論・相対性理論・量子論の世界だ。宇宙の始まり・ビッグバンなど人口に膾炙した概念もある。兵庫県下の天文台が超新星発見のニュース。月面探査衛星・かぐやの打ち上げ成功で日本の衛星打ち上げ技術も世界水準到達実証・明るいニュース。これらの技術開発の波及効果も絶大なものがあろう。

日曜日, 9月 16, 2007

書によって志を高める

そういう提言を読み同感する。但し実行が伴わない・村上華岳のごとく毎朝3000本の線を引く根性がない。所謂習字に拘らないのも提言のとおりだと思うアリの勤勉だけでは空しい・キリギリスの遊び必須との指摘にも同感。負けを知らないトップは誤る・おみこし社長では勤まらないご時世。変わり者は2割サポート8割が望ましいともいう。ハイブリッドの時代・金太郎の時代ではない。「メタゲノム」技術で微生物ゲノム探索に先端を切る動き:日本バイオ陣営遅れをとるなといいたい。補助金づけ農林漁業に自立方策あり林地団地化・路網拡充(米田慶大教授)国土の有効活用と関連産業振興に知恵を絞るときだ。福島県富岡町にたたら製鉄遺跡・先人の苦闘。

土曜日, 9月 15, 2007

ウオールマートの快進撃は続くか

廉価販売で躍進する巨大流通業・環境問題地産地消の新潮流に阻まれる気配。サブプライムに端を発した消費抑制も効いてくるだろう。グローバル化の功罪問われる。ローカル重視するが交流はグローバルという見直しが進む。金融バブルのグローバル化に節制圧力・規制の盲点の洗い出しや機能不全の格付け適正化が求められる。世界は進歩一方とは行かないことが明確・不確実性が横行する世界であり:高度な猜疑心(ガルブレイス)が求められる世界だ。日本経済も節度ある金利正常化と内需充実経済に進路を変えるときではないか。規制緩和と官僚制度など既得権打破を勇断をもって進めるべきだ。

木曜日, 9月 13, 2007

イノベーションジャパン

昨日も終日聴講して回る。午前の名古屋大学・平野総長の講演は国立法人化を契機とする大学の変貌努力を伝えて好感を呼ぶ印象を持った。理系出身ながら文理融合を唱導するあたり共感する。ブラウン首相登場後の英国・官庁再編実施でイノベーション推進の模様。午後のマイクロソフト・北京の産学連携参加学生の体験談が注目された。インターンシップを全世界からの学生参加で実施中。日本の閉鎖体質と対照的。別のセッションでグローバル化の恩恵を享受するには言語の壁克服が大前提:技術学問の前に「英語」マスター必須との指摘をする女性講師に共感と刺激を受けた。

水曜日, 9月 12, 2007

政治の未熟

突然の首相辞任に反響様々。政治家に限らずトップの出所進退は難しい。後継者養成に時間と労力を費やすのが組織維持の常識・それが政界では出来ていないことが露呈した。旧来のは派閥が人材養成機能を果たすはずだったが機能不全が明らか。構造改革は政界にこそ必要なのに遅々として進まずの現状。総選挙を早急に実現し旧弊政治家を一掃するしか打開策はない。自民独善を許すかぎり第2第3の安倍が無責任政治を繰り返すだけだ。

火曜日, 9月 11, 2007

イノベーションジャパン

基調講演に登場したソニー中鉢社長・SUICA開発を例にイノベーションに1.10.100の見方を披露=死の谷ダーウィンの海。また担い手の理科系人材に一芸が多芸に通ずる柔軟性を説く。ブルドックソースの防衛費用26億は避けられる手口ありとの指摘あり。CO2からプラスティックを作る技術開発という。安全「日本」貴重資源・是非維持を・イラク・アフガニスタンは何故ああなのか。

月曜日, 9月 10, 2007

音楽の癒し

昨日の午後携帯ラジオを入れたらちょうどシャルルミンシュ指揮パリ管がベルリオーズ幻想交響曲が始まったところだった。そのあとMD録音ずみのUBSバルビエオーケストラをズビンメータが指揮したドボルザーク・謝肉祭序曲・ロルマン作曲打楽器協奏曲そして前出幻想交響曲を聴く。若手演奏家集団にうってつけの選曲。ミンシュのは本場の雰囲気。夜佐藤俊介・小菅優によるバイオリンソナタ3曲・ベートーベン・モーツァルト・フランク・端正なバイオリンとピアノ名手の組み合わせ。

日曜日, 9月 09, 2007

朝の驟雨

コンビニの休憩コーナーで休んでいるうちに止んだ。昨日のFM放送・今井泰男・宝生流仕手の関寺小町・素人ながらシャドウイングしてみる・興趣それなりに・老薄の女性詩人の心境が迫る。1902生まれの指揮者ヨーゼフ・クリプスのロイヤルコンセルトヘボウ管・モーツァルト交響曲25番・ウィーンフィル・ブラームス交響曲1番ほかは聴かせた。夕方湯浅譲二作品も耳にしたが受容可能と感じた。難解独善が拒絶反応を呼ぶ現代曲・リピートされ評価が定まるまで時間が掛かる。

土曜日, 9月 08, 2007

温暖化ガス対策

国際政治の世界でも大きなテーマとなった。来年の洞爺湖サミットでも主要議題という。他方CO2濃度を一定に保つためには排出量を現行の7・8割削減必要という。数値目標を巡ってAPE C会議でも応酬があったらしいが削減努力が科学的水準に達したとは思えない。長期的脱炭素社会構築に足並みが揃うのは将来課題だ。バイオエネルギー源に稲が取り上げられようとしている。脱炭素への移行過程で化石燃料よりはベターということか。農業見直し・活性化にはプラスかも。低コストの技術開発に注目が集まる。微生物開発がきめてだろうがどんな技術が出てくるか楽しみだ。

日本人の馬鹿

特措法改正問題・日本人の馬鹿さ加減の好例・民意無関係に走りだし延長したいという・マッチポンプ・ツンボ桟敷からそんなこと聞いていないというのが民主の立場・大いに結構・日本人は馬鹿をそろそろ返上すべし・北朝鮮の6か国路線も追随見直しすべし・無頼漢をのさばらす必要なし。

金曜日, 9月 07, 2007

秋の臨時国会

自民・民主激突・前例を見ない事態・民主も鼎の軽重を問われる。社会福祉負担見直しも税負担も懸案・医療制度も中医協の在り方も検討俎上に載せ総合的検討なしには国民の信頼が得られない。臨時国会運営がそれら懸案論議進展のきっかけになるといい。

木曜日, 9月 06, 2007

心で見る

目に見えないものを心で見る・幼少期に戻って感受性トレーニングをする。大人に明け暮れていては鈍感力だけが強まる・豊かな感受性とは無縁の無味乾燥人生。わくわくする感動でなくてもいい。隠遁者の静寂人生も推奨される。中世の宗教者・西行とか宗派創始者たち。芭蕉の「奥の細道」を戦線に携行し心の支えにした戦中派俳人もいる。皆目に見えないものを追求した人達だろう。だからこそ過酷な現実にめげることなく生き延びてきた。音楽も目に見えない。楽譜はあるが見ても音が聞こえるためには訓練が要る。楽譜が読めて音が聞こえたら大変なことだ。職業的音楽家は皆その域に達しているのだろう。近衛秀麿氏が中央を旅したとき列車内でスコアを読む老人の姿を見たと書いていた。ヨーロッパはすごいと思った。

帰京へ

台風接近の帰京へ。始発盛岡も東の空の雲行き怪しく時折驟雨。訪問予定を切り上げ釈明の電話。いつもは西から崩れるが今日は西にまだ青空少しと明るさ。東は暗雲。新幹線は順調走行。途中停車駅は仙台・大宮のみ・ひたすら驀進。しかし新幹線は人の発想には不毛な環境・工業的利便性は思想的貧困に結びつく・飛行機の旅と一緒・早期到達の後が問題。でも旅は途中を楽しむものであったはず。業務出張適合サービス・SLの旅の対極にあるもの。関東の空は一面の暗雲。雨はまだない。大宮まで2時間。少し雨滴。だが東京首都圏の延々と続く建物群・改めて眺める・やがて上野・東京・雨はまだ。台風はこれからだ。すれ違う下り列車も満席の様子・東京は日本の東京・自然が希薄といってみても始まらない。

水曜日, 9月 05, 2007

人を知る

旅に出た場合、そこに知ったお人がいるいないで大違いだと思う。そうでないと単なる物見遊山・観光になってしまう。読書術は旅行術を活用し現地にでかける・名画を訪ね名演を楽しむ旅も推奨されよう。歴史遺跡を訪ねる旅も目的が有意義な旅を実現する。あるいはただ呆然と無為に大自然に触れる旅も価値がある。旅は人間を豊かにするものであるべきだ。釜石から花巻・北上経由金ケ崎へ。ここから自転車を駆り北上川東側の奥州市所在墓参。片道20分・肥沃な北上流域・稲丈が高い。滔々と流れる川・昭和19年夏横須賀から残留した父を除く母以下5名を祖父が迎えてくれ橋のない北上川を渡しで渡った。金ケ崎南方に安倍氏の出た胆沢城跡。北上に戻り旧知と一杯。

火曜日, 9月 04, 2007

釜石へ

仙台から戻り北上・花巻経由釜石行き。曇天。花巻駅に銀河ドリームライン釜石線の表示。ホームに鹿(しし)踊りの実物大人形。駅そばも個性的風味・なにしろ宮沢賢治の里・温泉と合わせ年200万観光客を集める。こども達が大勢先生に引率され乗ってくる・写生遠足らしい。胸章によると2年生・学校に戻って給食をとると言っている。今も昔も変わらぬこども・自分のそのころを思い出す。昭和15年の横須賀・盛岡から移って2年目・校庭を走る回っていた記憶しかない。このころのこどもは皆個性的でチャーミング・憎たらしいのは皆無・どこで違ってしまうのか。2つ目の駅で降りてゆき静けさ戻る。往時岩手軽便鉄道・結構スピードを出す・銀河鉄道の夜の舞台・賢治にあやかり駅名にエスペラント表記。山並みと水田続く。萬長五郎の出た土沢。地ビールの宮守・民話の遠野・早池峰山登山口。清流・猿が石川。宮守駅を過ぎた辺りに架かる跨線橋が賢治の銀河ドリームを触発したのではなかったか。空が晴れ青空と陽光と。列車の右手をトンネル開通した高速道が走る。列車はやがて北上山地にかかる・仙人峠のトンネル群・戦中すでに開削ずみでSL
が煤煙の中を走っていた。山中の上有住駅近傍に鍾乳洞あり・結構大規模。山中は霧一面に覆われる。峠の東側は曇天・霧・天候一変。釜石の旧知・駅頭に・友遠方より来たるあり云々を地で行く邂合。

Macht

経営の淵原であり発展の原動力・結局経営資源を自己の周りに吸引し動員出来る能力・資質。これ規模の大小・社歴の長短を問わない。だがこの資質の目利きができていない。今を盛のベンチャー育成も技術・経営の手練手管が先行し虚しい努力を続けている。予算の無駄・開発生産性を引き下げている。資本主義ならざる社会主義の呪縛から離れられない浅ましさ。もう21世紀クロスボーダー経済ヘの不適応の横行。明治の先達が聞いたら慨嘆するに違いない。経営者教育見直し必須・政治家育成の暇があったら自分のほうか先だ。

社長のタイプ

今日お会いした青森の若社長・戦国小大名タイプ・もっと野武士的もおられる。根拠の地域性もある。大学根拠に一旗上げたい人がいるがこれも地域性。資本主義の浸透度がものを言う。地方は形こそ資本主義だが実質社会主義・格差があるとすれば制度・体制格差。その背因に経済学の不毛化。物理学の発達に比し矮小性明らか。不毛なイデオロギー論争や冷戦に投ぜられた膨大な無駄。全て経済学の発展を阻害したはず。したがって理科系諸氏も那辺の事情に少しは思いをいたし妙策を考えて貰いたい。もうひとつ戦国時代における宗教者の役割・戦国大名の戦略に隠に陽にある種役割を演じていた形跡・今日でも示唆的ではないか。

月曜日, 9月 03, 2007

北東北へ

新幹線の旅は快適・指定席は満員で車室外に立つ人も。車内誌に載っていた安倍・清原氏の盛衰の歴史地理解説を読む・往年のNHK大河ドラマを思い出す。東京から3時間で八戸へ。乗り継ぎ特急も満席・函館行き。八戸では青空も雲間から覗く。野辺地を過ぎ下北半島遠望・青森湾の海の色は濃藍色。青森からの電車も乗客多い。新幹線・新青森駅工事進捗見て取れる・地元熱望の的。津軽平野から見える岩木山は雲の中・裾野が見えるだけ。弘前駅構内・津軽そば・こざっばりした味・蕎麦も独特。地酒・じょっぱり・悪くない。五能線・ローカル線の尖兵・白神観光に専用車両を走行。青空広がり陽光がまぶしい。稲田の黄色と林檎の赤が映える。東に八甲田・西に岩木山・青い山脈の土地柄。

日曜日, 9月 02, 2007

技術開発に中韓の追い上げ

JSTの調査によると技術開発に中韓の追い上げ急という:さもりなん。日本企業の活力が問われる。その日暮らしでは中長期的投資の一環たる技術開発に向ける体力が生まれない。少数大企業だけが元気な日本ではクロスボーダー経済でそれなりの地歩を維持することは困難。個人・個性的小企業が数多活躍する活力ある経済を構築する必要があるが掛け声は盛んだが盛り上がりにかける。成熟国に生じがちの現状安住派の跋扈・緊張感・ハングリー精神希薄化を何とかして打破是正する。ここにも知恵の出しどころがある。イノベーションはその結果であってイノベーション追求の前段階がある・環境整備に意を用いる・政治家責任の大いなる貢献分野・補助金不正に汲々としているようでは退陣は当然だ。

土曜日, 9月 01, 2007

老いて盛ん

宮川登美子氏・皆川博子氏。書きたいことが山ほどあって全部書くとなると200歳まで生きなくてはという宮川氏・ワープロからパソコンに切り替え悪戦奮闘している皆川氏・明治を迎えた江戸人の再現と自認。男性でも白川静氏や森澄雄氏など参考事例枚挙に暇なしだろう。体力劣化はやむを得ないが精神生活はますます豊か:ご同慶の至り。その顰にならって何処まで凡人として追随できるか。自然体でいいのだが蛙の水かきならずの水面下の努力工夫を自分なりに弛まず持続させることが肝要だろう。