木曜日, 9月 06, 2007

心で見る

目に見えないものを心で見る・幼少期に戻って感受性トレーニングをする。大人に明け暮れていては鈍感力だけが強まる・豊かな感受性とは無縁の無味乾燥人生。わくわくする感動でなくてもいい。隠遁者の静寂人生も推奨される。中世の宗教者・西行とか宗派創始者たち。芭蕉の「奥の細道」を戦線に携行し心の支えにした戦中派俳人もいる。皆目に見えないものを追求した人達だろう。だからこそ過酷な現実にめげることなく生き延びてきた。音楽も目に見えない。楽譜はあるが見ても音が聞こえるためには訓練が要る。楽譜が読めて音が聞こえたら大変なことだ。職業的音楽家は皆その域に達しているのだろう。近衛秀麿氏が中央を旅したとき列車内でスコアを読む老人の姿を見たと書いていた。ヨーロッパはすごいと思った。

0 件のコメント: