月曜日, 5月 14, 2007

ISバランスと為替調整

為替調整だけで過剰消費・過剰貯蓄に根ざした世界経済の不安定要因を軟着陸させることは難しいとの見方が有力だと思われるが、このISバランスの調整には相当強い政治的意思が前提になるが、その成算が覚束ない。結局為替調整の荒良治が必須になり世界経済が混乱するという負のシナリオに導かれる懸念を共有する。金利変動も荒々しいものになるとすると実態経済にも深刻な影響を与える。世界の良識がその危険回避のため動けるかどうか。金融大国日本も応分の知恵を出す必要がある。東アジア通貨プールなど考えられる施策は果敢に試みる価値ありだろう。

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