日曜日, 12月 03, 2006

図工・音楽重視

日本人の表現力に着目して学校の図工・音楽にもっと注力すれば国際競争力がさらに高まるとの提言がなされている。これ面白いと思う。振り返って小学校までではこれらの科目が眼中にあったと思う。中学以降は能力不足・学力向上の前に視野から隠れた分野・無縁の世界に追いやられた。今になって受身の受容力には努力したが自前の創作・実演には体が動かない。もどかしい気もする。中には60の手習いで始める人もいるが特殊例であり多くはその任にあらずと遠慮が先に立つ。これでは文化的貧困から脱却できない。遠慮なくトライする雰囲気が要る。表現力には文字の世界もある。これもサラリーマン諸君は会社での事務文章・定型的文章はいいが個性的・文学的世界は無縁と思っている。文字の持つ複雑広汎深甚な力・言霊の世界が指摘される。鳥の囀りと人間の話言葉との連関を研究する動きもあるという。演説や講演もサラリーマンには無縁の世界・言わざる・聴かざる・見えざるでは人間衰退の一路必至。社会も大衆活力減退・権力者集中の悪しき構造に繋がる。教育問題はことほど左様に重大だ。

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