火曜日, 11月 07, 2006

科学技術予算使用是正策

東大・浅見泰司教授の論稿が日経に載っている。予算獲得に精力を使い果たして、確保したあとの適正使用が等閑とは頂けない。大学や文部省はそういう体制なしに巨額国費を予算化してもらい、感覚麻痺といわざるを得ない。景気回復に動員された公共事業支出の2の舞にならない対策を早急に樹立しなければならない。その気になれば知恵は出るはず。研究開発の実効性を如何にして確保するかは焦眉の急。研究開発の社会貢献などという迂遠な議論ではなくもっと実務的に遺漏のない対策を実施することが肝要だ。公共事業支出も業界の古くからの談合体質を維持強化させ、地方自治を麻痺させ腐敗体質を強めただけではなかったか。相次ぐ大物知事の引責辞任・裏金経理暴露どうしようもない。これで21世紀日本をキープし前進させられるのか。関係者の猛省を求める。参議院選挙など国政・地方選挙にその要求を反映させなければならない。電機業界も惨憺たる体たらく。NTT独占体制のもと井の中の蛙よろしく狭隘な国内基準の競争に明け暮れている間に欧・韓諸勢力に大差。自動車とは対照的凋落ぶり。同じ日本企業だから研究に値する現象だ。トヨタはいすず株を取得しハイブリッド車からディーゼル車にも触手。ホンダもアメリカで新種ディーゼル・エンジン車を売り出し・世界戦略を着々進める。電機業界に世界戦略不在。

0 件のコメント: